マーズ・アタック!①〜マーズ・アタック!との出会い〜

今回は、僕が一番好きな映画で、これまで最低でも100回は観たであろう映画『マーズ・アタック!』を紹介する。本当にこの映画は大好きな映画で、この映画を語るとなると長くなってしまうので、このブログでも何回かに分けて解説したいと思う。まず最初は、僕と『マーズ・アタック!』の出会いについて書こう。

僕が『マーズ・アタック!』を知ったのは、ある一冊の本だった。ティム・バートン監督が好きだった僕は、たまたま図書館で見つけた『ティム・バートン作品全集』みたいな本を夢中になって読んでいた。その本の中で、『マーズ・アタック!』が特集されていたわけだが、母に「この映画知ってる?」と聞いたところ、ぶっきらぼうに「知らない」と言われたことから、この映画があまり有名ではないことを知った。今でも、日本におけるこの映画の知名度が高いのか低いのかは分かっていない。ただ、好きな映画は『マーズ・アタック!』と答えた時のクラスメートの反応が良かったことは一度も無いので、知名度は低いと言っても良いのかな。1996年の映画だから仕方ないのもあるかもしれないけど。 

話を戻して、その本には『マーズ・アタック!』のあらすじとキャスト、そしてちょっとしたトリビアが書かれていて、面白かったのを覚えている。また別のページには、中川翔子さんの映画エッセイが載っていて、中川翔子さん本人による『マーズ・アタック!』のイラストが収録されていた。その中川翔子さんのエッセイとイラストが、僕が『マーズ・アタック!』に興味を持つきっかけとなった。

そして僕は遂にTSUTAYAで『マーズ・アタック!』のDVDを借りることとなる。夕方ぐらいに借りて、夜に観ることになったのだが、その頃はいつもDVDは母と一緒に観ていたのだが、その時はたまたま、両親2人とも寝ていたので、自然と1人で観ることになった。映画が始まり、ワーナー・ブラザースのロゴが出てきたと同時にUFOが登場したのを観てワクワクし、そのままUFOが群々のオープニングを観て、一気に物語に引き込まれた。その後も想像の斜め上を行くストーリー展開とクセの強い登場人物たちに圧倒され、あっという間に約2時間が過ぎた。

『マーズ・アタック!』を1人で観たことは、人生最大の刺激だったと言っても過言ではない。そのくらい初めて観た時は衝撃を受けた。その当時、小学一年生だった僕の映画に対する固定概念がまんまと破壊された気分だった。今でも初めて『マーズ・アタック!』を観た後の夜を強烈に覚えている。その『マーズ・アタック!』を観た時の衝撃とストーリー、登場人物については次回のブログでたっぷり書きたいと思う。