リトル・マーメイドⅡ〜Return to The Sea〜

『リトル・マーメイドⅡ〜Return to The Sea〜』という映画はご存知だろうか。文字通り、ディズニー映画『リトル・マーメイド』の続編であるが、劇場公開がされていないせいか、知名度はあまりないように思う。だいぶ前にオールスター感謝祭にて、モルガナ(今作に出てくるキャラクター)の声を出している芸能人は誰でしょうというマニアックな問題(その時は4択じゃなかった)が出て、200人ぐらいの芸能人がいるのにも関わらず、正解が出るまでかなりの時間がかかっていたのを覚えている。スタジオ中が「知るかよ…」といった空気になっていたのが、画面越しにも伝わった。また、だいぶ前にブックオフに行ったときに、若い女性二人組が、『リトル・マーメイドⅡ〜Return to The Sea〜』のDVDを発見するなり、「えっ知らなーい」と言って、大して興味を持つわけでもなく、別のDVDを手に取っていた。

そんな今作には、前作『リトル・マーメイド』のヴィランのアースラの妹であるモルガナがヴィランとして登場するのだが、アースラのカリスマ性に比べると、モルガナの小物感がすごい。多分、制作側も狙って小物感を出しているのだろう。作中でも、モルガナのアースラに対するコンプレックスがひしひしと感じ取れるシーンがある。ちなみにモルガナの声を務めたのは、久本雅美さん。久本さんはタレントとして凄いオーラがある人なのに、このモルガナというキャラクターはなんか小物感がすごい(何回言うんだ)。モルガナの手下であるサメも、前作のアースラの手下であるウツボのコンビに比べると、なんか残念感がある(せっかくのサメなのに)。

最後に色々言ったものの、僕はこの映画を誰よりも愛している自信がある。ぜひ、『リトル・マーメイドⅡ〜Return to The Sea〜(長い)』観てみてください。