あまちゃん

僕が生まれて初めて観た朝ドラは『あまちゃん』だった。『あまちゃん』には多くのベテラン俳優が出演している。オープニングのクレジットの最後ら辺では、吹越満さんから始まり、塩見三省さん、でんでんさん、木野花さんに美保純さん、片桐はいりさん、渡辺えりさん、そしてたまに薬師丸ひろ子さんが入ってからの宮本信子さんといったように、あらゆる映画でトメを務めてきたであろう俳優さんが名を連ねている。これが朝ドラでは普通だと思ってしまったため、他の朝ドラ(『花子とアン』など)を観たときに、「キャスト少な!」と思ったのを覚えている。ただ理解してほしいのは、他の朝ドラの出演者が少ないわけではない、『あまちゃん』の出演者が多すぎるだけだ。主人公の親友役(かなりの重要人物)の名前が2人ずつ出されたうちの1人になることも多いことが、『あまちゃん』の出演者がいかに多かったかを物語っている。