タレント

僕は、タレントという職業に妙に惹かれることがある。別にタレントになりたいというわけではない。「この人の本業は何なのだろう」と言いたくなるようなミステリアスな一面を持つからだ。本業は分からないけど、テレビをつけたらそこにいる。 

そんなタレントをジャンル分けする時に、バラドルというジャンルが生まれてくる。しかし、バラドルという言葉は今は、死語になっているらしい。今考えてみると、バラドル協会というのがあるわけでもないし、バラドルの人でも、肩書きは結局タレントだし、「13歳のハローワーク」にもバラドルという職業は載っていなかったから、バラドルが死語になるのは当然なのかもしれない。それにバラドルの定義というものが分からない。ベッキーさんはバラドルなのか?いや、ベッキーさんは女性タレントだ。大体、バラドルと聞いて浮かんでくるのは、井森美幸さん、山瀬まみさん、森口博子さん、松本明子さん、島崎和歌子さん、磯野貴理子さんかな。もうこの人たちには、バラドルレジェンドという称号がふさわしいだろう。また、勝俣州和さんは元アイドルだから、バラドルと呼ばれても良いはずなのに、タレント(もしくは、お笑いタレント)と呼ばれている。やっぱりバラドルという言葉は女性タレントにしか使えないのだろう。

あと僕の経験上、このタレントさんは昔、何をやってたんだろうと思う人に限って、モノマネを得意としている(関根勤さん、小堺一機さん、モト冬樹さん、グッチ裕三さん、松居直美さん、森口博子さん)。日本人はモノマネが好きなんだなとつくづく思った。